FXで勝つためには

   本当は、FXって誰でも勝てるものではないと思うんだよ

実際に著名なトレーダーはとある対談の合間に私にこう語った事があ りました。
幻想を売るのが仕事の人達はいっぱいいます。

先物は言ってもゼロサムゲームです。
FXはCFDの一種であり、先物の一種でもあります。
自分だけが賢くて世界中にうごめく資金から自分だけお零れをもらえる自信がありますか?

誰かが得をすればだれかが損をしています。

スプレッドを固定している証券会社は、bidかAskでインターバンクにカバーするタイミングをずらして飲んだり、リスクをしょったりしています。

その証拠に数秒のスキャルピングを規制するところありますよね?
約定拒否を出したりしますよね?

なんででしょうか?

インターバンクに発注して、そのアンサーが来てカバーが完了するまでにお客に先に決済されてしまったら、証券会社自身が片バリになってリスクをもろに背負 うからです。

サーバーの負荷が理由?
なら、増強すればいいじゃないですか。

それでもそう言い続けるのは、それ以上のリスクがレバレッジによって発生してるからですよね。

もしくは、他が忙しいか、重要なことではないと考えているのか、それを増強するコストが出ないほどうまくいっていないからですよね?

ちゃんと考えれば当たり前の話です。

ビジネスの主体側から見れば、リスクは当然、知らないものや弱者、客が負うものという構図ができていますし、それが資本主義です。

それでも、やっぱり、自分が汗をかくことはしたくない人が多いのです。

自分に最後に残る物は、自分が汗をかいて手に入れた物だけ、というのは当たり前ですが、本当は心のどこかでわかっていても、やっぱりきついから、脳がさぼ りたいから深く考えたくないのです。

これはそれを補完するための仕組みですから、訓練とあなたの努力が絶対的に必要になります。

だから、正直キツイと思います。

でも、だからこそ、そこにあなたが自信を持って勝てるようになる源泉があるのです。

 

   なら、どうすれば勝てるようになるのか

ブレイクスルーは一瞬ですが、成長は非常に時間を伴います。

これも当たり前の話です。

小さいころを思い出して下さい。

あなたが一番最初に物心がついた時に覚えている記憶で成功体験は何でしょうか。

幼稚園でかけっこで一番!

逆上がりができた!

人によって様々であると思います。

では、補助輪なしの自転車に転ばずに乗れたのはいつだったでしょうか。

私は幼稚園の年長クラスの時でした。

非常にうれしかった事を思い出します。
思わず家にいた母親に「乗れたよ!」とダッシュで報告しに行きました。

でも、乗れるようになるまでどのくらい掛かったでしょうか。
どのくらいの熱意を持ってトライを繰り返して、どのくらいの期間がかかったでしょうか。

「ほら、ペダルに足を乗っけて、そう、回せばいいんだよ、重力に逆らって体のバランスをとれば乗れるから」

あの時、そんなアドバイスをもらったら、一瞬で乗れることができたでしょうか。

一番純粋な時期に、それだけの熱意を持って、毎日取り組んだとしても、結構習得には時間が掛かるものです。

あなたは、スキーやスノーボードはしますか?

もしするなら、一番最初に習う事はなんでしょうか?

・・・・・
 

・・・・・

 

お分かりの方は多いと思いますが、転び方です。

正確にいえば、怪我しない転び方です。

「スキーは後傾になるとスピードが増すから後ろには転ぶな!必ず横に!」

「スノーボードはこけやすいけど、なるべく手からつくな!受け身を取って必ず頭部を上げてこけろ!」

トレードも技術ですから、まったく同じことです。

スキーやスノボで山側から谷側にエッジを切って滑っていくのは、遠心力がかかるし一瞬増すスピードが怖いものです。

一瞬のアドバイスで ”はいはい” と滑れるのは、恐怖を感じる脳の部野が壊れている人、エンドルフィンの量が無限の天才くらいしかいないでしょう。

しかも、私たちは、言葉がわかる年齢で、思うように手足が動かせる年であるにも関わらず、スキーやスノボを転ばずに滑れるようになるにはやはり時間を伴います。

ただ一つ、トレードとこれまでに修得してきた技術やスキルと学ぶのに違うところ。
スキーで転んでも怪我しなければいいだけですが、トレードは損をすれば確実に資金が減ります。

トレード資金を持っている事は、トレードをする権利があるという事です。
その貴重な実弾を失うという事です。

外国の投資家が言った、

1 絶対に資金を失うな
2 1を絶対に忘れるな

というルールはあまりにも有名です。

トレードは必ず損も出ます。

エントリーで失敗もします。

死ぬことのない失敗を繰り返せるだけの下地が無いと、まずそれだけで生き残れなくなる世界なのです。

為替は株式市場以上に、世界中の素人と玄人が個人レベルから法人まで、幅広くお金を掛けている異種混合格闘技戦みたいなものです。

この世界では、『生き残ることがまず第一』『生き残っていれば自然と勝てるようになる』という経験則があるくらい、生き残ることを”継続する”事が大事な のです。

だから、まず勝つことを考える前に死なないことを覚えます。
それが最初勝つために必要な事だからです。

そして、そこはまず、ルールで縛ります。
そのルールを守る訓練をします。

これが勝てるようになるための第一歩なのです。

2010年4月15日

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